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ＳＥＯ対策プチセミナー（5）文字リンク・画像リンクにもキーワード

現在、8回連続でＳＥＯの“基本のキ”と言えるＳＥＯ対策プチセミナーをお届けしています。
いずれも今（2005年11月）や“知っていて当然、知らないと差をつけられる”という内容のものばかりなので、確認の意味でぜひ目を通してみてください。すべて理解、実施しているようであれば、まずはひと安心していただいてOKだと思います（笑）。

第5回目の今回は、「文字リンク・画像リンクにもキーワード」です。
前回「本文内でのキーワードアピールに有効なタグ・無効なタグ」に続いて、本文内でのＳＥＯその2をお届けします。
今回取り上げるのは、アンカータグと呼ばれる<a>タグ内の文字（＝アンカーテキスト）および画像のalt属性部分に入れる代替テキストです。

さて、突然ですが以下の文字をクリックしてみてください。怪しいアンカーテキストですが（笑）、飛び先はたんなる「Yahoo!」の検索結果です。

ちょっとドキドキしましたね（笑）。
色々と期待しつつ検索結果を見た方もいらっしゃるかもしれませんが（笑）、ハテサテ検索結果はいかがだったでしょうか．．．こんなでしたね↓

「Yahoo!」「Google」「infoseek モバイル」なんて、“18歳未満”とあまり関係ありませんよね。「Yahoo!きっず」や「東京ディズニーリゾート」にしても、別に大人が見たり訪れたりしちゃいけないわけではありませんし．．．。
実は、これがアンカーテキストの効果なんです。

アンカーテキストとは、具体的には
<a>〜</a>
で囲まれた部分に入る文字・文章のことを指します。先ほどの例で言えば、“18歳未満”がそれにあたるわけです。
ではなぜ、“18歳未満”が「Yahoo!」や「Google」と関連づけられているのか．．．実は、ここに今回のポイントがあります。

“18歳未満”という言葉は、お察しのとおり（？）アダルト系のサイトで年齢認証に使われることが多い言葉です。そしてこうしたサイトでは、“18歳未満”の飛び先として「Yahoo!」や「Google」をリンクしていることが多いのです！だから、“18歳未満”の検索結果上位にこれらサイトが顔を出すんですね。
そしてここから、検索エンジンについてひとつわかることがあります。それは、検索エンジンはアンカーテキストとそのリンク先を関連づけて判断する、もっと言えばアンカーテキストがそのリンク先サイトのキーワードであると認識するということです。

そこで、ここから導き出される検索エンジン対策をひとつ。それは、

ということです。
たとえば、このページ上部にある前回記事へのリンクを例とすると、

前回に続いて

ではなくて

前回「本文内でのキーワードアピールに有効なタグ・無効なタグ」に続いて

とした方が検索エンジンに対してリンク先ページのキーワードをアピールできるわけです。

ちなみに、検索エンジンはサイト内での内部リンクもそのサイトのリンクポピュラリティ（人気度）判断の対象としています。
ですから、外部サイトからリンクをもらうことが難しい場合でも、こうしたキーワード入りのアンカーテキストで内部リンクを充実させれば、検索エンジン対策になるのです。

さらに、リンクと言えば画像リンクに関しても、同じ事が言えます。この場合は、具体的には<a>タグの中に入る<img>タグのalt属性部分に入れる代替テキストが、それにあたります。
ですから、アンカーテキスト同様内部リンクを張る際には、このalt属性部分にそのリンク先に関するキーワードを入れてください。

ただし、alt属性に入れるキーワード関しては、検索エンジンスパムに関する注意が必要です。
というのも、この仕組みに気づいた一部サイトが、以前alt属性部分にキーワードをムッチャクチャ埋め込んでいたことがあったのです（笑）。ですから、キーワードとして効くからといって欲張って関連するキーワードをいくつも入れると、検索エンジンにスパム行為と判断されてしまいます。

現在、リンクを張っていない画像の代替テキストにキーワードを入れても、検索エンジン対策としては効果がないと言われています。
ところが、リンクを張った画像のalt属性部分であれば、適切なキーワードを含んだ説明語句・文章を入れれば効果のある検索エンジン対策になるのです。ちょっと細かい作業になりますが、内部リンクを張った画像にはキーワードを含めた代替テキストを入れるようにクセをつけてしまうとＳＥＯ的にもGoodだということを、覚えておいてください。

それでは次回は、いま“キーワード選定に欠かせない”と言われているツールをご紹介します。
「ＳＥＯ対策プチセミナー（6）」も、どうぞお楽しみに。