本当に何もしなくていい？「何もしないで月50万円!幸せにプチリタイヤする方法」レビュー
サラリーマンって、なにかと拘束されることが多くて窮屈ですよね。
会社側に一緒に働く上司や仲間が決められ、担当する仕事が決められ、目標が決められ、出社時間が決められ、休憩時間が決められ、収入が決められ、場合によっては住む場所まで決められる．．．。もちろん会社によって程度の差はあるでしょうしたいていの場合自分の希望や意思は伝えられますが、それが反映されるのはあくまでも会社の事業方針の範囲内での話。そもそも集団プレーでもあるわけですから、通常は各自が自分のやりたいことだけをやっていくわけにもいきません。
僕は今は独立していますが、それまでは十数年間サラリーマン生活を送って、こんなあたりに人並み、いやそれ以上に（笑）ストレスを感じたものでした。
今回紹介するのは、そんな方にこそ是非読んでいただきたい本です。きっと、“こんな生き方もあるのか”と感じることができるでしょう。なにせ、“独立起業なんて一流企業でバリバリ結果を出しているレベルのヤツじゃないとうまくいかないよな、俺なんて絶対ムリ”と思っていた落ちこぼれの僕でさえ、“なんだ、こういう起業もアリなのか？”と良い意味でショックを受けましたから（笑）。
また、この本を読んでネット起業を志した、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は僕にとっても、自分の凝り固まった発想を砕いてネットに自らの活路を見いだす良いきっかけになった一冊です。
ちなみに、この本が発行されてもう1年半になります。1年半という期間は、変化の早いネットビジネスにおいては斬新なアイデアが陳腐化するのに十分な長さです。ですから“コレはもう古いでしょ”とお感じになる方も多いと思います。
実は僕も“もういいかな”と思っていました。しかし今回読み返してみると、今でもポイントとして有名起業家の方々が繰り返し口にしていることが書かれていたりして、あらためて感心させられる点が多々ありました。
そんなこの本の魅力を、ここにまとめてお伝えします。
■月50万円の収入と自由な時間をともに手にできる、という衝撃
収入と時間って、普通に考えればトレードオフの関係にありますよね。よくまわりでぼやいている人がいませんか、「時間が出来るとカネがないし、カネが出来ると今度は遊ぶヒマがないんだよな」なんて。
ところがこの本の冒頭では、生活するのに十分な収入と自由な時間をともに手にできている状態を「プチリタイヤ」と称し、そうした状態を作り出すことは可能だと記してます。それも、好きなことをするための「圧倒的な自由」を手に入れる本とまで明言しています。
ではどうやってそれを実現するのか、それがこの本のメインテーマなんです。
■今や普遍化してきたとも言えるネット起業。しかし．．．
プチリタイヤを実現する方法として、石井さんは本の中で“いまの時代ならば「インターネットでモノを売る」のが一番良いと思う”と記しています。この部分は、今ではもう普遍化してしまって特に新鮮味はないですよね。理由のひとつとしてオークションで出品すれば買い手がアッサリ見つかる場合も多いと書いてありますが、これも現状では出品が飽和状態で買い手市場になりつつあることを鑑みると、時間の流れを感じてしまいます。
また、自身のメルマガ発行に関して発行前に発行部数が多い発行者に対して相互紹介を依頼しまくったというあたりも、その後多数のフォロワーが出たこともあり現在では「おことわり」を明言する発行者も増えています。
とはいえ、石井さんが掲げている成功するための方法の中には、ホームページからブログやケータイへとネットビジネスが広がりつつある現在でも十分通用するものがあります。たとえば、月商50万円のホームページを作るための戦術、見込み客のメールアドレス収集方法、商材のターゲット層想定法といったあたりは、今でもネットビジネス・マーケティング系メールマガジンや情報商材で、効果的ノウハウとして繰り返し強調されていることです。このあたりに実質2年前に気づき実践していたというあたりから、石井さんの非凡さが伺えます。
■ナゾの袋とじページ
ところで、この本にはオレンジ色の紙で閉じられた70ページ強の袋とじページがあります。ここ、なにが書かれているか気になりますか？
実はこの部分．．．目次のとおりです（笑）。そう、ここでは、目次にあるように自分にあった商材の発見法と利益率75％以上の商材のパターンが、記されています。もちろん肉付けされた具体的な解説やさらに踏み込んだ記述があるのですが、概要は目次で窺い知れるとおりなんです。
ですから、この部分は発想法や事例紹介としてとらえておけば良いと思います。むしろ重要なのは、さきほど触れたそれまでに記述されている成功するための方法の方だと思います（ああ袋とじ．．．）。
■本当に何もしなくていい？
最後にもうひとつ、マインドに関わる部分で大事なポイントがあります。
この本の中には、タイトルにもなっている「何もしないで」というフレーズが頻出しています。読者のモチベーションをあげるという意味ではたしかにオイシイ言葉ですが（笑）、だからといって“ちょっとやればあとは遊んで暮らせる”と解釈すると、この本の趣旨と反するかもしれません。むしろ石井さんがこの本を通じて伝えたいのは、自分が何もしなくても成り立つようなビジネスの仕組みを考え・実現する、その方法なのですから。
さて、石井さんはこのほかにも多数の著作があります。ですが、僕はこの本しか読んでいません。いくつか手にとってはみたのですが、この本で十分と感じました（笑）。またメルマガも読んでいましたが、ウ●コ連発（←叱咤激励で使用）の内容についていけず、解約しました（笑）。
そんなわけで、いろいろと賛否両論ある方ではあります。
とはいえ、この本はやはりお薦めしたいです。特に、日々の生活で心ががんじがらめになりつつある方には、物事を別の枠組みで捉え直すチャンスになるかもしれません。
また、巻末の参考文献に必読の良書が多く含まれているということも、ここに付け加えておきます。
・E-BOOK
・テンプレート
・ブログ/メルマガセミナーDVD
・ノウハウデータベース
・サーバ設定＆ＭＴインストール基本マニュアル
・無料メールサポート
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